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副業がネットで話題となっており、これからAmazonせどりを考えている方も多いと思います。筆者も2021年3月からおよそ2年間、楽天ポイントでAmazonせどりを続けています。それなりの利益は上げているのですが、手残りでいうとちょっと...ということで、注意すべき5選を挙げさせていただきます。
資金繰り
Amazonの入金は2週間に1回ですが、販売した日から2週間後ではありません。私が見てきた感覚では、商品がAmazonサイトで販売できてから売り上げとして管理画面に反映されるまで7~10日くらいかかります。そこからタイミング的に2週間後の入金になる場合もあるので、仕入れの支払いから商品の販売、発送、入金までで考えると、1か月以上かかると考えたほうが現実的です。
「クレジットカードで仕入れすれば現金は必要ない」と言う方もいますが、クレジットカードの支払期日まで、しっかり現金を口座に用意していなければ資金繰りがショートします。月に50万円程度の仕入れをするつもりであれば、2か月分(100万円)くらいは現金をてもとに用意する必要があります。とくに初心者の方は在庫を抱えてしまうリスクも高いので、注意してください。
Amazonの参入
自分が販売している商品に、Amazonが低い料金で参入してくることがよくあります。これはAmazonのプラットフォームを借りて販売活動をしている限り、避けられません。Amazonの直販は、時間がたつと在庫切れになって一時的にいなくなりますが、またすぐに戻ってきます。商品にもよりますが、Amazonが参入してきたときのイライラとストレスはかなり大きいです。いつまでたっても自分の商品が売れずに残ってしまうことで、資金繰りの不安も高まります。
Amazonによる紛失
この2年間でAmazonのFBAに発送した商品で、Amazonが倉庫内で紛失してしまった回数は、10回くらいありました。100個に1個くらいは紛失されている感覚です。FBAに送った商品の数が販売開始された数と合わなときは、すぐにAmazonに問い合わせましょう。私の場合、発送前には必ず段ボール内の商品の写真を撮っておいて、問い合わせの際は送るようにしています。
Amazonが商品を紛失したときは、一定の金額が払い戻されます。しかし、この金額が商品の相場よりも3割くらい少ないことが多いです。実質、Amazonに紛失されたときは赤字になります。このルールも、Amazonのプラットフォームを利用している限り従わざるを得ません。
ユーザーによる返品
Amazonは世界一ユーザーフレンドリーなネット販売というモットーを掲げており、ユーザーの返品に対してはとても寛容的です。一方、それを売る側のセラー側には逆に不利だといえます。私の場合、この2年間でユーザーの商品間違えで2回返品がありました。もちろん開封済みなので再販売できず、廃棄か返送かを選択しなければいけません。手元に戻ってきた商品が部分的にでも販売可能であれば、メルカリ等の他プラットフォームで販売することもできますが、場合によっては破棄するしかありません。この場合、ユーザー都合の返品であれば一部返金がありますが、不良商品とみなされた場合は返金はありません。不良商品かどうかも、ユーザー判断になります。
税金の負担
せどりで利益を得られた場合、当然ながら事業所得あるは雑所得として納税の必要があります。私の場合、2022年分がそれなりの利益が出て確定申告で事業所得を申告しました。
スマート確定申告のサポートを利用したのですが、自分の計算よりも、事業所得とすると利益を多く計算されるようです。自分の計算では年間で30万円ほどの利益しかないはずでしたが、計算では100万円ほどになり、事業所得税だけで28万円請求が来ました。おそらく自分で計上しきれていない利益があるのでトータルで損はしていないと思うのですが、ほとんど手残りがない感じです。
インボイス制度による影響
2023年10月からインボイス制度が始まります。こちらについて、Amazonからも案内が何度か来ていますが、私のように副業で月に数万円程度しか稼いでいない場合、消費税納税業者の登録までする必要はないと思っています。しかし、この制度が始まると、個人向けの販売しかしていないせどりについても、どれだけの影響が出るのかはまだ分かりません。すくなくとも、影響があればマイナスになる可能性があります。
まとめ
せどりは副業でもっとも手軽な手段の一つで、多くの方が挑戦を考えていると思います。私自身、この1年半でいろいろやってきましたが、思ったよりも手残りはありませんでした。やり方が悪かった部分もあると思いますが、これから挑戦しようと考えている方には、このようなリスクも認識したうえで対策を立てたうえでやってみていただければ幸いです。
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