はじめに
最高スコアは2019年(44歳)で取得した945点です。最後の2回は、会社での団体受験でした。
約30年間で9回受験してきましたので、自分がやってきた勉強方法をまとめてみました。これから勉強を始める方、スコアが伸び悩んでいる方に参考になればうれしいです。
なお、私は大学で英文科を専攻していましたが、海外生活経験はハワイ3か月出張が最長です。ハワイに行くまでは自分の英語力にそれなりの自信があった(730点)のですが、現地でネイティブに通常のスピードで話しかけられると全く理解できずに悔しく思い、帰国後に日本で勉強を始めたことがスコアアップのきっかけです。スコア変遷は、以下の通りです。
- 1995年第51回 730
- 2003年第99回 840
- 2003年第100回 880
- 2005年第112回 915
- 2012年第168回 930
- 2018年第228回 920
- 2018年第229回 940
- 2018年 895
- 2019年 945
オススメ勉強法3選+おまけ
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEICの対策テキストとしては、なんといっても公式問題集は外せません。
リスニング45分にリーディング75分が続く120分の長時間テストで、最後まで集中力が必要となります。出題パターンを体に覚えさせることで、テスト当日の心構えがかなり変わってきます。
このテキストは単語から英文法までしっかりした解説がついているので、やりこもうと思えばこの1冊だけでもかなりの時間がかかるはずです。900点レベルの人が練習問題として繰り返し使っても、2回目で満点を取ることは難しいです。TOEIC受験が久しぶりの方は、この1冊だけ最新版を買ってやりこめば十分感覚を取り戻すことができます。
最新版がベストですが、出題形式が大きく変更になるタイミングでなければ、旧バージョンでも問題ないと思います。教材費を節約されたい方は、Amazon等で一つ古いバージョンを安く買って勉強するのもアリです。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
こちらもTOEIC対策として有名な、金のフレーズです。
有料アプリ版もありますが、私はこの書籍と無料アプリの組み合わせでした。書籍は今でも手元にあります。
書籍の良いところは、使用するほど劣化していく点です。よく参考書を新品同様に扱って書き込みひとつもなしに本棚に保管している人(うちの妻)がいますが、参考書の目的がずれています。辞書と同じように、どれだけ使い込んだかを目に見える形にしていくほうが、後の自信につながっていくのです。
単語はレベル順にカテゴリー分けされており、類義語・同義語・熟語も網羅されています。600点台、800点台を目指す方も自分のレベルに合わせて勉強が可能です。すべての単語をやりこむには、こちらもかなりの時間が必要です。この1冊を繰り返し勉強することで、TOEIC単語の対策は十分でしょう。
NHKラジオ/テレビ番組
NHKでは、英語だけでもラジオ・テレビで様々なレベルに合わせた番組を放送しています。ラジオは通勤時間、テレビは帰宅後の夕食時間などにリスニング力強化と単語・フレーズの勉強に最適です。
大体の番組が15分~20分程度なので、すきま時間の学習にもちょうどよい長さです。ストーリー性のある内容が多いので、楽しみながら勉強するには最適です。テキストも販売していますがリスニングをメインで考えるのであれば、購入は不要です。とにかく片っ端から毎日聞いてみて、耳を英語に慣らすことに活用するのがおすすめです。
NHK公式サイト
https://www.nhk.or.jp/gogaku/english/
ヒアリングマラソン1000時間(おまけ)
残念ながら2023年1月をもって終了しました、アルクのヒアリングマラソン。一昔前までは「英語の教材といえばコレ」みたいな感じで、挑戦したことがある人も多いと思います。
アルク公式ページより:ヒアリングマラソン1000時間販売休止のお知らせ
私がハワイ出張から戻ってまず始めたのがコレで、2年間利用していました。大学時代の730から大台の900点台にスコアが伸びたのは、このヒアリングマラソンの結果だったと言えます。
いまはスマホアプリで同じような教材が無料で手に入る時代ですが、当時良かったと思うのは、なによりも1000時間という具体的な年間目標を立てて日々3時間を英語に費やすという習慣が身についたことです。もともと独学で受験するタイプなので、教材としても自分にちょうど良かったと思います。ヒアリングマラソンでの2年間が、より自宅学習のコツをつかむきっかけになりました。(「自宅学習方法3選」参照)
必須アイテム
マークシート用シャーペン
前述のように、TOEICは時間との闘いの試験です。最後の1問が間に合わなかった、という方も多いと思います。200問マークシートですので、1問塗りつぶすのに1秒節約できたら200秒余裕ができます。3分20秒、最後の長文問題には貴重です。
オススメなのは、太芯のシャーペンです。私はこのPentelのシャーペンをマークシート試験のすべてに使用しています。少し大きな文房具店に行けば同じようなものが売っていますので、練習問題から使用して慣れてください。マルを塗りつぶすのに、当然太芯のほうが速いです。芯は1.3ミリのHBを使用しています。試験の時くらいしか使わないので、これ一本で一生使えます。大学受験にもオススメです。
まとめ
TOEIC対策のオススメテキストと勉強方法、グッズまでを紹介させていただきました。TOEICがハイスコアだからネイティブ並みの英語が話せるということではありませんが、まだまだ日本の企業ではTOEICスコアを英語力の基準として採用で重視することが多いです。900以上のスコアは海外生活経験があってもそれなりに勉強しないと採れませんので、取得できれば大きな自信にもつながります。私の勉強方法が、みなさんのご参考になればうれしいです。
お読みいただき、ありがとうございました。